知覧武家屋敷地図

 麓全体が東方に聳える母ケ岳(地図 517m)の山容を借景とし、
美しく整然とした町並みが残っているところから、知覧は、
薩摩の小京都と呼ばれれている。
今なお整然とした石垣や武家門・住居が昔日の面影をとどめている。 全長700mの武家屋敷群。
 風情のある石垣と槙などの生垣が競って?美しく剪定されているのが楽しい。
 徳川幕府の天下統一が一国一城を厳守させることにあったため、
薩藩では鶴丸城を内城とし、領内に113の外堀を造り、
防衛の役割を果たすことにしたが、その中の一つが知覧である。
 現在の区割りは18代知覧領主島津久峰公の時代に造られたもので、
今から230〜250年前のものである。
 武家屋敷群は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。
 江戸時代中期、
第十八代知覧領主島津久峰の代に整備された、
武士小路区割の名残りという。
門の奥に主屋・庭園などがある。 生垣が美し道筋をつくっている。
知覧型二ツ家 紫露草(ムラサキツユクサ)