城山日出峰

 済州島の東端に聳える標高182mの火山。
 済州道は約180万年前から有史時代まで噴出が続いて形成された盾型火山である。
初期には主に水性火山活動により済州道の基盤が作られ、それ以降は溶岩が主に噴出して盾型火山の地形が作られた。
約5000年から7000年前は数所の海で水性火山噴出が起き、日出峰タフコーン(火砕丘)と松岳やタフリング(火口)ができた。
日出峰からは盾型火山灰の上に数多くの小規模スコリア(噴出物)が分散する済州道東部地域の地形が見られる。
 日が昇る丘と呼ばれる城山日出峰は約5000年前、水深の浅い海底の水中火山噴出によって形成された典型的な火砕丘である。
高さ180mで済州道の東海岸に巨大な古城のようにそびえるこの火砕丘は、皿のような墳火口と海岸絶壁にそって多様な内部構造を誇っている。
このような特徴は日出峰の過去の火山活動は水性火山の噴出と堆積過程を理解するための重要な資料であり、地質的価値も大きい。
 噴出直後の日出峰は一つの島だったが数千年間、波に削られてちいさくなった。
また削られた物質は南西側に移動して済州道の東側の沿岸に積り、結局、日出峰は済州道とつながって現在のような沿岸地形が形成された。




















































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