八釣・東山古墳群地図

畝傍山と二上山が丁度重なる方向にある。
八釣マキト4号墳 近くに八釣集会所がある。
 「八釣マキト4号墳は尾根の鞍部に位置していました。墳丘の盛土は確認できず、石室は地山を掘り込んで構築してありました。おそらく簡単な盛土が施されていたものと考えられます。
石室は竪穴系の小石室で、その規模は長辺77cmで短辺55cmです。北壁では45cmと25cmの2石を2段並べるのに対して、南壁は43cmの扁平な石材一つで構成されています。西壁は本来3石で構成しますが、2石だけ現存していました。また、東壁も3石で
構成しますが、一部2段となっています。
天井についてはすでになくなっており、本来は石で蓋をしていたと推定されます。床面には敷石は敷石など施していませんが、中央北寄りと南寄りに15〜30cmの扁平な石を並べてあることから、棺台として使用したものと推定されます。
4号墳は、石室の規模や形態からみて改葬墓であると考えられます。」