第18番 宀一山 室生寺
主な年中行事 | 1月1日午前零時暁天祈祷 1月8日初祈祷 4月21日御影供法要 4月第1日曜籾供養 8月7日(立秋)曝涼展 9月21日彼岸法要 11月第2日曜日もみじ茶会 12月31日除夜の鐘 |
回忌本尊十八仏 | 五秘密菩薩 百回忌 |
開山 | 役小角 弘法大師 隆光 |
開創年 | 白鳳9年(680) |
御詠歌 | 我が身をば 高野の山に とどむとも 心は室生に 有り明けの月 |
電話 | 0745-93-2003 |
住所 | 〒633-0421 奈良県宇陀郡室生村室生78 |
宝物(文化財) | 五重塔(国宝) 讙頂堂・本堂(国宝) 弥勒堂(重文) 釈迦如来坐像(国宝)弥勒菩薩立像(重文) 奥の院 御影堂(重文) 金堂(国宝) 釈迦如来立像(国宝)十一面観音菩薩像(国宝)帝釈天曼荼羅図(国宝)地蔵菩薩像(重文)文殊菩薩像 (重文)十二神将像(重文) |
縁起 | 奥深い山と渓谷に囲まれた室生の地は、太古の火山活動によって形成された室生火山帯の中心部で、こうした幽邃な場所は古くから神々の坐ます聖地と仰がれていた。やがて奈良時代の末期、この聖なる地で皇太子山部親王(後の桓武天皇)ご病気平癒の祈願が興福寺の高僧賢mなど五人の高徳な僧によって行われ、これに卓効があったことから、勅命により国家のために創建されたのが室生寺である。だが建立の実務に当たったのは、賢mの高弟修円であった。 修円は最澄た空海と並んで当時の仏教界を指導する高名な学僧であった。以来室生寺は、山林修業の道場として、また法相・真言・天台など、各宗兼学の寺院として独特の仏教文化を形成するとともに、平安前期を中心とした数多くの優れた仏教美術を継承する一方、清洌な渓流は龍神の信仰を生み、雨乞いの祈願も度々行われて来た。そのほか厳しく女人を禁制してきた高野山に対し、女人の済度をもはかる真言道場として女性の参詣を許したことから女人高野と親しまれている。 |