青谷上寺地展示館地図 tot112地図

 鳥取市の青谷上寺地遺跡(あおやかみじち)で、弥生時代中期(約2200〜2千年前)につくられた

とみられる青銅製の武器形祭器「銅戈(どうか)」の破片がみつかった。鳥取県埋蔵文化財センタ

ーが25日発表した。大阪湾周辺で製造された「近畿型」とみられ、近畿以西で出土する

のは初めて。同遺跡は、多様な遺物の出土などから日本海をはさんだ朝鮮半島などとの

交流の可能性が指摘されてきたが、国内でも近畿など幅広い地域との交流関係をうかが

わせる発見だ。

 センターによれば銅戈片は長さ3.4cm)/幅2 . 3cm厚さ4ミリ。戈の付け根の一部とみられる。
弥生時代終末期
(3世紀前半)の地層から出土した。