梶山古墳地図

昭和53年の彩色壁画が発見された。
千代川の支流袋川をさかのぼった谷奥の山裾にあり、南北13m、東西16mの多角形(変形8角形)の墳丘の前面には、石積の方形壇を備えている。
石室は全長8.8m、凝灰岩の切石を巧みに組み合わせて、因幡地方に特有の中高式天井が構築されている。壁画は玄室奥壁にあり、最上段に竜文同心円文、三角文、中段に魚、下段に円文が赤黄色の顔料で描かれており、魚については、産卵地回帰する鮭が描かれており、死者の魂の再生を願ったものとする説がある。