西宮神社地図

拝殿
     
 拝殿正面  御本殿がうかが
われる
 御本殿
第一殿(右・東)
第二殿(中)
第三殿(左・西)
  西宮神社は、参拝一番乗りを目指し境内を疾走する年明けの「福男
選び」で知られる。寛文3(1663)年建立の本殿は戦災で焼失し、昭和36
年に再建。
 3棟を連結した「三連春日造り」という構造の本殿は国内唯一。
 西宮のえびす様は、古くは茅渟海(ちぬのうみ)と云われた大阪湾の、
神戸・和田岬の沖より出現された御神像を西宮・鳴尾の漁師が
お祀りしていたが、御神託によりそこから西の方、この西宮のお遷し、
祀られたのが起源と伝えられている。
 年代は平安時代後期の文献に記載されている。
 古くより漁業の神として信仰されてきたが、この西宮は西国街道の
宿場町としても開け、市が立ちやがて市の神商売繁盛の神様として、
灘五郷の一つ西宮郷の銘酒と共に、隆盛を極めるようになった。
   
 表大門(重文)  表門から本殿に
通じる参道
 東側練塀の南にあたり、旧街道にむかって東面して建つ。
全体が赤く丹塗りされていることから「赤門」の名で親しまれてきた。
豊臣秀頼の再建と伝えられる。
 門は、2本の円柱を本柱、4本の角柱を控柱とする「四脚門」である。
全体の構造は、それぞれの柱を貫材および虹梁を用いてつなぐ簡素な
つくりで、細部を操形や雲紋などで飾る典型的な四脚門の構造を採用
してはいるが、その豪壮な姿には桃山時代の影響を見て取れる。 
 1月9日宵えびすの深夜12時、すべての門を閉じ神職は居籠り行い、
AM4時に10日えびす大祭を斎行する。
 その後6時に門が開かれると、門前に待ち構えた参拝者が競って
本殿まで走り、1番から3番までの参拝者には福男の認定がされる。
えべっさん になった神々⇒⇒⇒
 
神池にかかる橋 南門
 
御戎之鐘 
慶長15年3月(1610)の名がある。秀頼の奉納と思われる。
境内には他にも神社があり、数多くの祭神が祀られている。
社名 よみかた 祭神 備考
西宮神社本殿 にしのみやじんじゃ えびす大神(右・東)
天照大神(中)
大国主大神(中)
須佐之男大神(左・西)
えびす大神(蛭子大神
火産霊神社 ほむすびじんじや 火産霊神
百太夫神社 ひゃくだゆうじんじゃ 百太夫神
六甲山神社 ろっこうさんじんじゃ 菊理姫命
大国主西神社 おおくにぬしにしじんじゃ 大己貴命
少名彦命
神明神社 じんめいじんじゃ 豊受比女神
稲荷神
松尾神社 まつおじんじゃ 大山咋神
住吉三前大神
猿田彦命
市杵島神社 いちきしまじんじゃ 市杵島神
宇賀御魂神社 うがのみたまじんじゃ 宇賀御魂神
庭津火神社 にわつびじんじゃ 奥津彦神
奥津比女神
沖恵美酒神社 おきのえびすじんじゃ 沖恵美酒神 えびす大神の荒御魂
梅宮神社 うめみやじんじゃ 酒解神
南宮神社 なんぐうじんじゃ 豊玉姫神
市杵島神
大山咋神
葉山姫神
児社 このやしろ 児尊