25 あしびき野 山川の瀬乃


歌 柿本人麻呂
 巻7−1088
筆 鹿児島寿蔵
地図
足引之
山河之瀬之
響苗尓
弓月高
雲立渡
あしびきの
やまがわのせの
なるなべに
ゆつきがたけに
くもたちわたる
あしびき野
山川の瀬乃
響るなべに
弓月が嶽に
雲立ち渡る
山川の瀬の音の高く鳴るとともに、弓月ガ嶽にはおおきな雲が
わいていた。

あしびきの:山の枕詞
弓月ガ嶽:巻向山の山頂の名
痛足川の万葉歌碑の歌と同じ感覚で、自然と対峙している。歌碑23⇒
この万葉歌碑のあたりから、弓月が嶽、穴師山の展望が
楽しめる。
山の辺の道(東山魁夷)⇒⇒⇒ 




















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