吉野水分神社地図

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 本殿

主祭神  天之水分大神(あめのみくまりのおおかみ)
主祭神と縁故のある神の配祀 
玉依姫命高皇産霊神少名彦神天津彦火瓊瓊杵命 

吉野水分神社(重要文化財)

 水の分配を司る天之水分(あめのみくまり)大神を主神としている神社で、"みくまりが"御子守"(みこもり)と

なまって俗に子守明神、子守さんとも呼ばれて親しまれ、子授けの神として信仰されています。社殿は豊臣秀

頼によって一六○五(慶長十)年に再建したもので、本殿、拝殿、幣殿、楼門、回廊からなる桃山時代の大変
美しい建築です。

   
 拝殿(桃山時代・慶長9年・1604 再建 重文)  幣殿(桃山時代・慶長9年・1604 再建 重文)
     
 鳥居と楼門 楼門(桃山時代・慶長9年・1604 再建 重文) 
 
 楼門
   
 左 拝殿   正面 幣殿  右 本殿
   
木造 西行法師坐像 益田慶運作  江戸·天明5年(1785)

 袈裟を着けた温和な老相の西行像で、西行庵に伝来したが、
現在は吉野水分神社にて祀られる。

ヒノキ材の一木造りで、背面の陰刻銘から天明5年、江戸の
大井八右衛門定恒が願主となり、
益田慶運に彫らせて奉納
したことがわかる。

 吉野水分神社は、大和国の四所水分(よんしょみくまり)の一つとして古くから信仰されてきた。
「みくまり」の「み」は「水」、「くまり」は「配り」の意で、山から流れ出る水が分岐するところ分水嶺。
或いは水を分けること。調節するところ。 

 もともとは吉野山の最奥部、吉野町・黒滝村・川上村の境に位置する青根ヶ峰に位

置していたといわれる。青根ヶ峰は吉野川の源流となる山で、「水分」の神がおわす

地にふさわしいといえる。