新田神社地図

 瓊瓊杵尊(ニニギノミコト・神代一代)の神霊を祀る。
また、尊の皇霊は霧島神宮に祀られている。
うっそうと茂る老樹におおわれ、入母屋造り、総漆塗りの大きな本殿が、しぶい美観を辺りにただよわせている。
 新田神社は古くから、薩摩の國を代表する神社であり、
薩摩一の宮といわれてきた旧国幣中社である。
 神社の創建は、神亀二年(725)とも元慶四年(880)とも言われている。
 現在の社殿は、慶長六年(1601)島津義久公が朝鮮の役に際して祈願達成の
報恩として造営したものである。
川内市街の北東部、320余段の長い石段を登った神亀山上にある。
霧島神宮、鹿児島神宮と共に三大社と称されている。
社殿の背後には、瓊瓊杵尊の御陵可愛山陵がある。