菩提山 穴太寺地図

仁王門
 欲の深かった宇治宮成というものが改心して堂宇を建立。身代わりになった聖観世音を奉安した。
 本堂内陣右手には悪い病も快癒するという釈迦涅槃像がある。 
本堂
天台宗 
本尊 聖観音菩薩
西国三十三所観音霊場二十一番札所
多宝塔 鐘楼 庭園
 古くは穴穂寺・穴生寺・菩提寺などと呼ばれていた。宝徳2年(1450)にかかれた「穴太寺観音縁起」によると、
文武天皇の慶雲年中(704〜708)大伴古麻呂大臣が薬師如来を本尊として開創したと伝えている。
当時早くから世に知られるようになったのは、聖観音像にまつわる「身代わり観音」の霊験譚による。
 鎌倉時代後期には三十三観音霊場の一つとして上げられ一遍上人も当寺に参詣して逗留した。
 室町時代足利氏の庇護を受けた。
 天正年間(1573〜1592)に兵火にかかり伽藍は荒廃した。
 17世紀中期初代行廣にょり再興された。
 当寺の涅槃像は全国に6例しかないとされる。