富雄丸山古墳地図

 
直径110m、国内最大の円墳。
4世紀後半につくられたとみられ有力豪族の墓だった可能性がある。 
 2017年の測量で国内最大の円墳と判明した奈良市の富雄丸山古墳について、奈良市埋蔵文
化財調査センターは28日、発掘
調査の結果を発表した。 直径は約109mで測量時の数字とほ
ぼ一致。墳頂部から
は、腕輪を模した「鍛形石」など、被葬者有力豪族だったことを裏付けるよ
うな副
品も見つかったという。

 センターによると、富雄丸山古墳は4世紀後半の築造と推定される。 17年に上空からレーザ
ーで測量した
ところ、直径約110 m、高さ約14mで、国内最大の円墳と判明。斜面と平坦面を階
段状に交互に重ねた3
段の構造であることもわかっていた。

 今回の発掘調査は昨年12月に始め、墳頂部や、北東の張り出し部分「造り出産し」など4カ所
で実施し
た。レーザー測量だと幅約2~3mとみられた平坦面は、1段目が幅7.2m、2段目が
幅8.8mと広か
ったことが新たに判明。斜面部分は急で、そり立つような形状であったことがわ

かった。

 平坦面には、 円筒埴輪列が円墳の中心を守るように並んでいた。造り出し部分も2段以上の
構造になって
おり、幅3.8mの平坦面の中央に円筒埴輪列が見つかった。

 また、1972年に県教委が発掘調査した墳頂部を再発掘したところ、装飾品の鍬形石の破片や、
宝飾装
身具の部品である「管玉(くだたま)」などが見つかった。センターによると、鍬形石の破片
は、京都国立博物館所蔵の「大和富雄丸山古墳出土|品」(国重要文化財)に含まれる鍬形石の
一部とみら
れる。

 センターの村瀬陸主事は「日本最大の円墳であることがほぼ確定した。副葬品から見ても、
被葬者はヤマ
ト王権に準ずる有力者だったのではないか」と話す。
  2019-1-24  朝日新聞

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