富雄丸山古墳地図
直径110m、国内最大の円墳。 4世紀後半につくられたとみられ有力豪族の墓だった可能性がある。 |
北東に方形の造り出しがある |
国内最大の円墳とされる富雄丸山古墳 (奈良市、4世紀中ごろ)で、 円墳から突き出た方形の「造り出し」が3段構造とわかった。 市埋蔵文 化財調査センターによると、古墳の造り出しは1段が多く、3段は他に 例がないとみられる。富雄丸山古墳の造り出しは最古期のものとされ、 その後の構造の変遷を考える上で貴重な発見だという。 富雄丸山古墳は直径約110mの円墳。北東部分に方形の造り出しが センターは昨年2月からこの部分の発掘を進めていた。調査の結果、 最上段までは高さ約5mで今回の調査範囲では上段と中段の間に センターによると、造り出しは大規模な前方後円墳の多くに確認され 鐘方正樹センター所長の説明では、富雄丸山古墳の造り出しは、 神戸女子大学の寺沢知子教授(日本考古学)は「日本最大の円墳の で、今後の更なる調査の進展が期待される」と話した。 地元の住民向けの現地説明会はすでに終了し、現場は埋め戻され |
2017年の測量で国内最大の円墳と判明した奈良市の富雄丸山古墳について、奈良市埋蔵文 化財調査センターは28日、発掘調査の結果を発表した。 直径は約109mで測量時の数字とほ ぼ一致。墳頂部からは、腕輪を模した「鍛形石」など、被葬者有力豪族だったことを裏付けるよ うな副品も見つかったという。 センターによると、富雄丸山古墳は4世紀後半の築造と推定される。 17年に上空からレーザ 今回の発掘調査は昨年12月に始め、墳頂部や、北東の張り出し部分「造り出し」など4カ所 かった。 平坦面には、 円筒埴輪列が円墳の中心を守るように並んでいた。造り出し部分も2段以上の また、1972年に県教委が発掘調査した墳頂部を再発掘したところ、装飾品の鍬形石の破片や、 センターの村瀬陸主事は「日本最大の円墳であることがほぼ確定した。副葬品から見ても、 |
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