繖山 桑實寺地図
(きぬがさ くわのみ)

本堂(重文)
本尊 薬師如来(奈良時代)
開山 定恵
入母屋造り 檜皮葺
創建 白鳳時代(645〜710)
 鎮守三社 中央 (大黒天) 右 櫛灘姫  左 素戔嗚尊
山門 観音正寺に通じる道 石橋
地蔵堂 大師堂 本堂
 大日如来坐像(文明15年・1483)
 定恵和尚像 藤原鎌足長男で中国より桑の実を持ち帰り養蚕を教えた。 
観音寺城跡⇒⇒⇒
観音正寺⇒⇒⇒
安土駅⇒⇒⇒
 天智天皇の勅願寺院として白鳳時代に創建された。縁起は湖国に疫病が流行し、
天皇の第四皇女阿閉姫も病に掛かり病床で琵琶湖に瑠璃の光が輝く夢を見た。
夢の話を聞いた天皇が定恵和尚に法話を営せると、
湖中より生身の薬師如来が現れ大光明がさした。
この光明に当たった人々の病もなおり姫の病もなおった。
この薬師如来を本尊としたのが桑實寺で、定恵和尚により白鳳6年(678)に開山した。
桑實の寺名は定恵がこの地に最初に養蚕技術を広められたためであり、
繖山も蚕が口から糸を散らしてマユを懸けることにちなんだためである。
 戦国時代も全く戦火には関係なく、
本堂は南北朝時代(1336〜1392)に建立されたままの姿である。