千光寺地図

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宝印

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十三重石塔

生駒山系は古くから多様な信仰が盛んな土地だった。宝山寺朝護孫子寺などの有名寺院だけでなく、山中の随所

にある小さな滝では今も修験者が滝行に励む。

修験道は7世紀後半、役行者が山上ケ岳(大峯山寺)と 吉野山(金峯山寺)で開いたのが始まりとされる。その大

峯山より前に役行者が開いたという伝承を持つのが、平群町鳴川の千光寺だ。役行者はこの地から山上ヶ岳を望み、

修行の地に選んだと伝わる。

修験道の山開きにあたる「戸開式(とあけしき)」が、千光寺では大峯山寺より1カ月ほど早い4月初めに開かれる。 

   
山門  大師ご供養 
   
大師堂  観音堂 
   
 護摩供養祈願
祭に使用
さされる場所
 行者堂

行者堂

 菩生した石段、うっそうとした木々が行場の入り口を思わせる。お堂の前に鉄下駄が置いて

あり、横には鉄の錫杖(しゃくじょう)も立ててある。下駄をはいて歩いたり、錫杖を持ち上
げたりすれば良縁に恵まれる。

 千光寺は役行者の開基とされる古利。「母公堂」というお堂がある。

役行者は42歳までこの地で荒行に励んだ。身を案じた母の白専女
(しらtぷめ)も一緒に修行し、役行者が大峰山(奈良県)に行場を開い

た後も、鳴川で修行を続けたといわれる。母公堂にまつられているの
はその白専女。
 ここは女性の修行も受け入れる。