雨宝院(西陣聖天宮)地図

根元から花をつける歓喜桜 珍しい桜の花で緑色をしている
高野山真言宗で西陣聖天といわれている。
 観音堂に重文の木造千手観音菩薩立像が安置されている。
きつく見ればきつく、やさしく見ればやさしく見えてくるお顔とされる。
211.5cmの一木造り。
 境内には本堂はじめ大師堂、不動堂、稲荷堂、庚申堂等がある。
 歓喜天(聖天)を本尊とするところから西陣聖天と呼ぶ。
弘仁12年(821)嵯峨天皇の病気の折り、
弘法大師が等身大の歓喜天を彫って祈祷すると平癒したので、
天皇から別荘を賜り、そこに雨宝堂を創建したことから始まり、
境内は千本五辻まであったとされる。
 応仁に乱(1467〜77)により堂宇荒廃したため、
天正年間(1573〜92)に雨宝堂のみが現在の地に再興された。
 大師堂に祀られる本尊は、阿吽(あうん)あせかき弘法大師像として伝えられている。
 同じ境内にある「染殿井」は西陣五水のひとつで、染物に用いるとよく染まり、
夏の旱魃(かんばつ)時においても涸れることがないという。