奥山久米寺跡地図

 山の辺の道 散策ガイド 飛鳥 散策ガイド 

 奥山久米寺跡から西方に、
雷丘畝傍山二上山が奥行きを以って並び、遮るものもがない。
これが夕陽と重なったらどれだけの情景をだしてくれるのであろうか。

 奥山久米寺境内には、
江戸時代に建てられた久米寺があり、
現在は浄土宗の寺として集落内に存続し、
本尊は阿弥陀如来立像である。
 古代の塔の基壇の上に、
鎌倉時代の十三重石塔がいまなを
その姿をとどめている。高さ4m。
 創建や縁起については不明である。
発掘調査により飛鳥時代の蓮華文様の、現在で最古の鬼瓦瓦が出土した所で相当の格式と規模の寺であったことが想像される。
伽藍配置は塔・金堂が一列に並ぶ四天王寺式の大寺院であったと推定される。塔などの礎石が残る。
 奥山久米寺については記録が全くなく、その歴史がよく分らない寺の一つであった。
寺の草創について、さまざまの憶測を生み、久米寺の奥の院説、その全身寺院説、聖徳太子の弟、
来目皇子(くめ ?〜603)の発願による寺院とする説など。文献などから元栄寺(がんえいじ)とも呼ばれていたらしい。