普門山 蟹満寺(かにまんじ)地図

   
 真言宗
 秦氏の一族秦和賀によって建立され、後に行基菩薩の関与により信仰を集めた。
 本尊 釈迦如来(国宝・白鳳時代・8尺8寸、2.4m)
     螺髪と白毫をつけず。手の指間には水かきの如き曼網相(まんもうそう)を具え生ける
     ものすべて悟りの世界へ救い上げる。
 創建は7世紀末、釈迦如来の制作年代は確定していない。
 釈迦如来は2.4mの大像、四角張った大きな顔は重厚だが、薄い衣、波形に平行な曲線を描く
衣文(えもん)線は繊細である。日本の仏像彫刻の最高峰といわれるなら・薬師寺金堂の薬師如来
とよく比較される。ともに銅造で大きさ、手の印相、座り方も同じである。衣文もよく似ている。