京都国立博物館地図

正門
見るから明治の洋式門
拝観の手引き⇒⇒⇒
 
 
 
 赤煉瓦づくりの正面と、その左右の煉瓦塀は、門からみて正面の大きな煉瓦造りの陳列館とともに片山東熊博士の設計により
明治28年(1895)に完成したもの、わゆる初期洋風建築の代表的な遺構である。 
 敷地1万7千坪、フランスのドリック様式にならった赤煉瓦造りの本館に門。
 正面北側に連なる巨大な石垣は、天正14年(1586)に建てられた方広寺の遺構で、「方広寺石塁」として史跡に指定されている。

 豊国神社⇒⇒⇒
 明治30年(1897)、古社寺の文化財の破損や滅亡を防ぎ、保存・収集することを目的に帝国京都博物館として開館した。
 この地は明治3年(1870)明治政府によって公収され、恭明宮(きょうめいぐう)にあてられ、その跡地が博物館となった。
 恭明宮は、明治維新の神仏分離によってそれまで御所黒戸に安置されていた仏像と歴代天皇の位牌を祀る場所として創設。東京遷都に際し天皇に随行しなかった宮中の女官のための住居施設を兼ねた建物であった。明治9年(1876)に廃止され、位牌殿は泉涌寺に、仏像仏具は水薬師寺(みずやくしじ)に移され、残った建物は皇室ゆかりの寺院に移された。
 
 
毘首羯磨(びしゅかつま) 伎芸天 
 特別展示館前にロダンの「考える人」、特別展示館の正面玄関上の破風には
毘首羯磨(びしゅかつま)」と「伎芸天(ぎげいてん)」のレリーフがある。