神魂神社(かもすじんじゃ)地図
本殿(国宝) | 貴布禰稲荷神社本殿(重文) |
祭神 伊邪那岐神・伊邪那美神 | |
神納山の北西方に鎮座する。 出雲国造の大祖天之菩卑能命がこの地に天降られ出雲の守護神として創建、 以来天之菩卑能命の子孫が出雲国造として25代まで奉仕され、 大社移住後も「神火相続式」「古伝新嘗祭」奉仕のため参向されている。 本殿は室町時代初期、正平元年(1346)建立の大社造で、 その大きさは三間四方高さ四丈あり出雲大社本殿とは規模を異にするが、 床が高く、木太く、とくに宇豆柱(うず・珍)が壁から著しく張り出していることは大社造の古式に 則っているとされ、最古の大社造として国宝に指定されている。 本殿内は狩野山楽土佐光起の筆と伝えられる壁画九面に囲まれ、 天井は九つの瑞雲が五色に彩られている。(国宝) |
本殿 | 参道 | |||||||
霊現地宿祢岩(天之磐座・あめのいわくら) 垂仁天皇は出雲国造13代の孫野見宿祢が怪力であることをお聞きになり、当時大和で日本一の大力と豪語する當麻蹴速と 角力させんと勅使を遣わされ、宿祢に伝えさせた。爾来宿祢は当社に参籠(こもり)、必勝を祈る内に、神夢に依って、裏庭へ奇岩 、怪石を累々と集めて力試をし、天磐座大神を祀り、信仰によって自信を深め遂に蹴速を倒して、天皇の信任を得、当時殉死の弊風 があったのを改めて埴土に替える様になったと伝えられる。 この磐座には宿祢の全知全能がこもっていて角力の祖神として、勝負事他など霊験があると信仰されている。
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