9 うまさけを 三輪のはふりが


平成18年に、宝物収蔵庫の南側に移され、
見易い場所になった。
歌 長屋王
 巻8−1517
筆 堂本印象

地図
味酒
三輪乃祝之
山照
秋乃黄葉乃
散莫惜毛
うまさけ
みわのはぶりの
やまてらす
あきのもみじの
ちらまくおしも
うまさけを
三輪のはふりが
やまてらす
あきのもみじば
ちらまくをしも
三輪山を照らすほどに色づいた秋の黄葉。その美しい黄葉が
散るのはなんとも惜しいなあ。

うまさけを:三輪の枕詞で、古くは、神酒をミワといったことに由来
       する。
大神神社(おおみわ)は三輪山を神体とする最古の大社で、大神大物主神社、三輪明神ともいわれて大和一の宮としてあがめられ、酒、薬、方除けなどの神として信仰を集めている。酒屋さんの商標となる杉玉はここでつくられ配布されている。
写真の杉は「巳の神杉」として祭られている。
神体の三輪山(467m)は48峰といわれる峰々が笠をふせたようにすっきりした濃緑の山である。山中には磐座(いわくら)という巨石群が三段にわかれて環状に山をとりまき、原始信仰の姿をとどめている。 大美和の杜(おおみわのもり)の展望台からの大和平野の眺望はすばらしい。南西に左から、金剛山葛城山・岩橋山・二上山の連嶺が配され、その前に大和三山畝傍山耳成山を見る。香具山は画面の左端に位置することになる。右端に箸墓古墳が横たわる。