竹之内街道・石切場跡・岩屋・鹿谷寺跡

石切場跡(地図
 二上山南西麓に位置し、古代石棺や建築材料として使われた石の
切り出し場。
 二上山付近で産出されるほとんどの凝灰岩(ぎょうかいがん)は
溶結(ようけつ)凝灰岩で、色が白いことから二上山白石(しろいし)と
呼ばれている。
 古墳時代後期に近畿で家形石棺が作られるとその材料として利用され、
奈良県内では藤ノ木古墳高松塚古墳、赤坂天王山1号
墳の刳抜式(くりぬきしき)家形石棺などに使われている。
箸墓古墳⇒⇒⇒


岩屋(地図
 
   
柵の中に自生している半夏生・半化粧(はんげしょう)(2012-6-30) 
 半夏生:半夏(はんげ)の生える頃の意味。夏至から11日目。太陽暦では7月2日ころ。
 半化粧:花穂を出す頃、上部の葉の半ばが白くなることに由来する。

 ドクダミ科の多年草。ドクダミ同様、異臭がある。草丈60~120cmになる。6月~8月に茎の先端から花穂をのばし、花弁のない
黄白色の小花を多数つける。この時花序の下の葉の基部よりの部分に白斑がでる。
千年杉(岩屋杉) 石窟と三層塔婆 竹之内峠0.7km
二上山雄岳1.2km
祐泉寺 0.7km



鹿谷寺跡(ろくたんじ)  (地図
 竹之内街道の途中、岩屋峠へ出る三叉路の地蔵堂より北方500m、二上山雌岳の中腹にあって、十三重の石塔と洞窟仏とが現存している。
 十三重多層塔は、地山を堀って造成されたと伝えられている。また塔の南面には、舎利孔が穿たれている。石窟内の三尊坐像は、比較的保存状態も良く光背や衣の襞、蓮華坐も認められる。
 岩屋とともに大陸の影響をうけるもので仏教関係の遺跡として貴重なもの。
 この遺跡は、凝灰岩の石切場跡に造られた8世紀頃の寺院の跡で、寺の中心部は、石切場跡の尾根を幅10m程度南北に切り出して造成されている。
 遺構としては、凝灰岩製の十三重多層塔と浅い石窟に線刻された三尊坐像、及び西側岸壁寄りの小岩魂に浮彫された仏立像一体がある。
 鹿谷寺跡石造り十三重塔は、木造塔の模倣ではなく、塼塔(せんとう)の模倣という唯一の例外である。日本には塼塔はない。
しかし、唐の都長安には慈恩寺の大雁塔(だいがんとう・七重)、薦福寺の小雁塔(せんふくじ・十五重)が残っている。
 凝灰岩でできた山を削りとった部分と完成した
十三重多層塔。
付近から和同開珎(708初鋳)が出土している。
近つ飛鳥博物館展示資料より。




鹿谷寺跡から飛鳥方面を望む 二上神社口駅から二上山登山途上
竹之内街道⇒⇒⇒