13 三輪山を 志かも隠すか


歌 額田王
 巻1−18
筆 川端康成

地図
三輪山乎
然毛隠賀
雲谷裳
情有南畝
可苦佐布倍思哉
みわやまを
しかもかくすか
くもだにも
こころあらなむ
かくさふべしや
三輪山を
志かも隠すか
雲だにも
こころあらなむ
隠さふべしや
三輪山をあんなにかくすのかナア。せめて雲だけでも思いやりがあ
ってほしいものだ。
あんなにかくすといふ事もあるべきだろうか。

碑の文字は、川端康成が軽井沢で興にまかせて楽焼に染書きした
壷を、天理市の作家上野浚弘氏がもらって保存していたものを原形
として刻んだもの。
三輪山を⇒⇒⇒

近江遷都⇒
額田王⇒⇒⇒
同じ歌として 歌碑11⇒、 歌碑30⇒
背景⇒

撮影ポイント地図 耳成山と結ぶ線上で、丁度三輪山に大鳥居が正面となる。

           大神神社大鳥居
昭和59年10月13日 昭和天皇陛下行幸を記念、
ご在位60年を奉祝し、この大鳥居が建立された。
高さ 32.2m
柱間 23.0m
柱の直径 3.0m
本体総重量 180トン
材質 対候性鋼板(あらゆる天候に耐える鋼板)
耐久性 1300年
耐風圧力 風速80mに充分耐える
耐震力 マグニチュード10の地震に充分耐える
地図
歌碑は、公園内に三輪山を背にして建っている。

同じ歌が、歌碑11川端康成揮毫のものと、歌碑30中河与一揮毫のものがある。
その内、歌碑30は、振り返り三輪山に別れを告げるのにふさわしい場所に設置されている。

桜井市芝運動公園大鳥居の西、道路169号を経てすぐのところにある。

纏向遺跡⇒⇒⇒
纏向⇒⇒⇒
海柘榴市(つばいち)⇒⇒⇒