手白香皇女(たしらかおうじょ)
第26代継体天皇の皇后として、日本書紀や古事記に登場する手白香皇女は、5世紀後半から6世紀前半にかけて存在した女性です。第24代仁賢天皇と大和の有力豪族ワニ氏の系譜をもつ春日大娘皇后との間に生まれた娘で、倭の五王の一人、雄略天皇の孫娘でもあります。夫である継体天皇は近江地域に血筋を持つ人物で、王位継承には王朝の血統者である手白香皇女との婚姻関係に注目する研究者が多くいます。 27代安閑天皇、28代宣化天皇は継体天皇が天皇になる前、妻としていた尾張目子媛(めのこひめ) とのあいだに生まれていた子であるが、手白香皇女の子ではない。29代欽明天皇は継体天皇との間にできた子になる。
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